編みぐるみ「肌触り三兄弟」

ちぐまやニット店、新しいくまの編みぐるみの紹介です。

肌触り三兄弟 左から三男、長男、次男

子どものころ、お気に入りのパジャマのズボンを触りながらでないと眠れませんでした。そのズボンはしましま模様で綿でできていて、肌触りがなんとも滑らかで、それに触れていると幸せな気持ちになったのです。たまに母が洗濯すると滑らかさが損なわれてしまって、残念な気持ちになったものです。「あーあ、ガサガサになっちゃったよ。」と。でも、しばらく触り続けていると元どおりの感触になっていくのを知っていたから、気を取り直してガサガサのズボンを握りしめて寝たのでした。

今でも触り心地がいいものは大好きで、身に付けるものは肌触りのいい天然素材のものを選んでいます。綿も、絹も、ウールも、肌に当たると心地いいし、自分の体温を繊維に含んで体を温めてくれます。

毛糸を紡ぐことが好きなのも、ふわふわな羊毛を触るのが好きだからなのかな、と思います。毛糸を触る口実に、編み物をしているのかもしれない、とも。

最近作った編みぐるみ「手触りを楽しむクマ」は、肌触りのいいものを愛する私が、羊毛を触って楽しんで欲しい思いから作ったものです。使っているのは、柔らかいメリノ羊と滑らかなアルパカの毛。これも手紡ぎしていますから、空気をたくさん含んでふんわりとした糸に仕上がっています。
中には羊毛を入れて形を作ってあり、適度な弾力で、触るのが楽しいクマです。小さいお子さんが持つのにもいいと思います。

中に入れた羊毛で適度な弾力があり、触るのが楽しい

「肌触り三兄弟」はちぐまやニット店で販売中です。
https://chigumaya.base.shop